H29-2 情報システムの目標達成の評価について

情報システムを活用し、経営戦略の実現や業務上の問題解決などをする際、情報システム導入の目的を定めた上で、例えば、インターネットからの受注件数や顧客への納期遵守率などの指標とその目標値を具体的に設定する事が大切である。そして、稼働後に、設定した目標値に対する達成状況を繰り返し評価する必要がある。その際は、次の様なことが重要である。

・客観性を担保する為に、業務処理の時間を実際に測定したり、情報システムの受注データ件数を調べたりするなど、定量情報を収集する。

・関係者に目標値の達成状況に関するヒアリングを行う際は、特定の個人、部門に偏った意見収集にならない様に考慮する。

・設定した目標値に対する達成状況を、業務面、システム面、それぞれの実現度合いを対象に評価する。

評価の結果、設定した目標値と達成状況に差異が見られた場合、差異が発生している原因の分析を行った上で、業務面、システム面の課題を抽出する。経営層、利用部門、情報システム部門に評価の結果と課題を説明する際は、今後の経営環境の変化および情報システム導入の目的に照らし合わせ、課題を解決する事による目標達成への貢献の見込み、課題解決の緊急度を整理した上で、課題対応の優先度もあわせて説明することが重要である。あなたの経験と考えに基づいて、設問ア〜ウに従って論述せよ。

設問ア

あなたが携わった情報システムの目標達成の評価において、情報システム導入の目的および概略、設定した指標とその目標値について、事業特性と共に800字以内で述べよ。

設問イ

設問アで述べた目標値について、あなたはその達成状況をどの様に評価し、その結果はどの様なものであったか。また、抽出した業務面、システム面の課題はどの様なものであったか。重要と考え、工夫した点と共に800字以上1600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

設問イで述べた評価の結果および抽出した業務面、システム面の課題に対し、あなたはどのように経営層に説明したか。それに対する意見はどのようなものであったか。意見を受けて改善したこととともに600字以上1200字以内で具体的に述べよ。

■設問アのシナリオ

1 情報システム導入の目的及び概要、設定した指標とその目標について
1.1 情報システム導入の目的及び概要



1.2 設定した指標と目標値
1.3 事業特性





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