1994, America
★★★★★
これまで見た映画の中で一番好きな映画かもしれません。
人によって色々な見方がある映画だと思います。
学生の頃、この映画の主人公は誰だと思う?という話をした事があります。
- 冤罪で30年服役して脱獄し自由を手に入れたアンディか?
- 以前から服役していてアンディにより希望を持って生きる決意をしたレッドか?
- アンディやレッドと同様に服役して、2人を見送ってその後も服役を続けた仲間たちか?
アンディ以外は恐らく実際に犯罪を犯してしまった人たちで、決して明るい背景があるわけではないのですが、
この映画の中に希望・友情・権力・法治国家・絶望・自由の様な色々な要素が凝縮されています。
アンディを主としてみた場合(素直にみるとこうなります)、
殺人という冤罪で終身刑になってしまったやり場のない絶望感を抱きながら、
少しずつ罪人という現実を受け入れながらも、ずっと希望を捨てずに生きていました。
コツコツと脱獄の準備をし、ばれないように所長等の権力者とうまく付き合い、
最後には自由を手に入れる、というふつふつと爽快感を感じると思います。
レッドは刑務所の中では調達屋と呼ばれ、幅を利かせていました。
確か40年服役後に仮出所になるのですが、あまりにも服役期間が長く、
先に出所して自殺してしまったブルックスと同様、
一般社会では生きていけないという絶望感を感じます。
が、アンディの誘いで、再び生きていくことを決意するという、